おいしい村

イメージを追いかけることの答え

もともと絵ばかり描いていて、そんな自分が食の世界に入り込んでしまったのは運のつき。それでもなかなかにこの世界はオモシロイ。自分が頭を働かせるのを面白いと思ってしまって、今日まで来たような気がする。それは、この世界にも言葉にならない世界があ…

機能主義、文脈主義を超えて

食や農を巡っての有機農業運動や環境保全からの取り組みは、畑や田んぼの外側のことを問題にしてきた面がある。「外からの悪しき流入」を農薬や化学肥料も含めできるだけ排除して、本来の循環の中に畑田んぼを位置づけて、それを評価しようとしてきた。こう…

美というもの

茂木健一郎さんの講演録を聞いて思いあたることがあった。それは美というものの存在についてだ。 まず、美というものは機能、性能というモノサシで計れるものではなく、また、美術作品の良さを評価するときに、その来歴や、作者の有名さ、もとよりその作品の…

美しい風景

自分の憧憬から出発している“おいしい村”のイメージだが、それを記して、ちょと考えを進めてみよう。幸い今日は扇風機の調子良く、僕のもう一つのパソコンはクラスターチェックとかを勝手にやり始めてしまい、シゴトができないので。 自分の憧憬は1991年に発…

プレモダンからポストモダンへ…食べものの境界線2

情報はネット、リアルはグローバル物流。 ……僕には過激に聞こえる梅田望夫さんのサバけ方。実は内心気になり始めていた。国産とか自給とかの叫び声に、どんな必然性があるのかと、いま一度考えてみたかった。国産とか自給とかへの固執はもはや不自然なんじゃ…

プラトモナスという風景

今日、テレビでスペインの画家ホワン・ミロのことをやっていた。見ていて懐かしく重い、押入れの奥の奥にしまいこんであった美術全集を引っ張り出した。重くほこりをかぶった全25巻の表紙それぞれには油絵の具の跡が残り、引越しのたび捨てようかと思っても…

“おいしい村”はどこを目指す?

“おいしい村”について、まず1回目の整理。“おいしい村”という題名はもともと、2002年のイタリアで出会った言葉“IL BUON PAESE”の(僕の)誤訳だ。この言葉は、googleの自動翻訳(イタリア語→英語)であたると“THE GOOD COUNTRY”となるのだから、日本語…

新潟のとある山里

にあるNPO、かみえちご山里ファン倶楽部の帰り、海沿いの魚屋さんでアンコウを買ってしまった。 実はこの前日、NPOでアンコウ鍋を振舞われていて、味噌仕立ての野菜盛りだくさんの、土地ならではのゼイタクさに感動した割に、いつもの習いでボクは酒を飲…

僕は大学1年の夏、

長野県美麻村の廃校再生を手伝った思い出がある。吉田比登志さんとは長い付き合い。でもいまどうしているかなぁ、こんど連絡とって見ようかなぁ……。1979年、長野県美麻村に、廃校を活用して美麻文化センター遊学舎を設立した吉田さん。1999年に焼失。その後…

日本全国おいしい村

NPO法人きらり水源村は、僕が何気なく「おいしい村」で検索したら出てきた廃校利用の取り組みだ。いつかいってみたい。菊池市は水の子の吉田論がいるところでもあるなぁ。061002記廃校リニューアル50選。文科省系のHPから。いいところあるかもなぁ。でも肝…

ニッポンの歩き方

おいしい村 野道歩き 畑たんぼ 散歩 …多分「癒し」と言われる世界に含まれるんだろう。すごく平準的に捉えれば、旅、うまい飯、温泉、人との出会い、田舎暮らし 、とかが連想される。シゴトで各地の農家とつき合い、その暮らしや風景を眺め続けて15年。ま…