2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

プレモダンからポストモダンへ…食べものの境界線2

情報はネット、リアルはグローバル物流。 ……僕には過激に聞こえる梅田望夫さんのサバけ方。実は内心気になり始めていた。国産とか自給とかの叫び声に、どんな必然性があるのかと、いま一度考えてみたかった。国産とか自給とかへの固執はもはや不自然なんじゃ…

食べものの境界線

やはり来た。2日前僕は“食べ物の境界線”という題を書こうと考えていて、それを紐解こうと、まずスローフード協会会長の『スローフードバイブル』を少し読み直し、次に自家採種の有機栽培農家、長崎に住む岩崎政利さんの話していたことを整理しようとしてい…

岡本太郎美術館

日曜日に家族で、雨の中だったが川崎に有る岡本太郎美術館に行ってきた。しずかに感動した。その記録からはネクタイ姿で精力的に時の現代芸術を突進していった観のある岡本太郎さんの迷いない言動を、その作品からは定型のフォルムという概念を(やはり明確…

セルリアンとオーレオリン

この前書いた、色の話。色といえばまず思い浮かべるのがセルリアンブルー、そしてオーレオリンだ。絵を描いたことのある人なら知ってると思うが、ふたつともとてもきれいな色だ。 セルリアンは確かラテン系の言葉で空色のこと。空の青。対するに海の青はウル…

はる

はなをこえて しろいくもが くもをこえて ふかいそらが はなをこえ くもをこえ そらをこえ わたしはいつまでものぼつてゆける はるのひととき わたしはかみさまと しずかなはなしをした ………… 詩人とはこんなふうにイメエジと話をするのか 僕は食べることが気…

梅田さんの作品

ここのところの続きでweb進化論周辺のこと。ポジティブとかオプティミズムとか、善悪とかで様々に議論が続いているような今現在について。 まず僕自身のこの本との出会いを含むその頃の経験から思い出すと、目ウロコのひと言。遅ればせながら手に取ったのが2…

書評キーワード

『フューチャリスト宣言』を読んだ。茂木健一郎さんと梅田望夫さんの対談で、全体感としては「今の社会は知的に解放されていない」「webで世界が明るくなる」「次世代を育てて生きたい」というような話を柱に、すでにweb進化論で開陳された予定の世界が追認…

色のこと、絵のこと

シゴト先の飲み会でAちゃんが「絵とか描かないんですか」と、しらっと僕に問うた。「Tさんって黒い色を着ないですよねぇ、KさんがTさんとそんな話したって聞いたけど」と聞くのだ。 そのふたつともに、話せば長〜いワケがあったりするが、クドイので話さ…

進化の話題とカルフォルニアあたり

この前触れたカルフォルニアの件、続きがある。『web進化論』で触れている“進化”についてだ。インターネットによって“情報そのものに関する革命的変化”がすでに始まっていると説くこの本で、こうした環境に身を浸し育っているこれからの世代、ちょうど今中学…

食文化から見た地域の重要性について

先週スローフードジャパン事務局から問い合わせあり、日本農業新聞のインタビューを準備してほしいと依頼され、思いつくままに書いてみた。島村菜津さんにしゃべってもらう予定で、日の目を見ないので。僕はこう考えている……Q: 「日本農業新聞の80周年キャ…

For the Children

FOR THE CHILDRENThe rising hills, the slopes, of statistics lie before us. the steep climb of everything, going up, up, as we all go down. In the next century or the one beyond that, they say, are valleys, pastures, we can meet there in pe…

web進化論3回目

また読んだ。最近、読む本の気になるところにマーカーつけまくっている。これをキーワードとみなして羅列すれば、修飾を排した読者の興味のありかを反映すると思い転記してみた…… 旧世代とは違うリテラシー(表現能力)を持った人たち 「wisdom of crowds」(…

ものづくりのすばらしさ

シゴトで福岡、熊本、宮崎、鹿児島と5日間。生産者と会い、話をしてきた。手身近に述べると、ものづくりのすばらしさを再確認できた旅になった。果樹の生産者は山を樹を育てる。畑作の生産者は土を育てる。山と樹と土の成長(生長)とともに生産者の人生も…