いろいろと錯綜

 ここのところ更新頻度が低下しているワケがわかり納得した。
 むちゃくちゃ暑いのも大きな理由なのだが、実はここ1カ月ほど、書きたいことがどんどん押し寄せて来ていて、それを追いかける時間と体力がなくて頭の中にあるものがどんどん置き去りにされ溜まりに溜まっているのだ。なんとはなしに、思ったこと感じたことを順番に書かないといけないと思っていたので、昨日今日感じたフレッシュなことを書く前にそれらを処理しないと次に進めない的なプレッシャーが続いていたのだった。
 例えば気仙沼畠山重篤さんの『汽水紀行』『牡蠣礼賛』なんか感動モノだったし、話に出ていたウナギの回遊や海水中の鉄分が失われた話などから連想された地球の大循環で思い当たることが書きたかった。その他本で言えばエルブジフェランアドリアについてのその後とか、茂木健一郎さんのblogからダウンロードできる講演録の内容についてとか、そこらへんあたりからムラムラ心中穏やかではなくなってきているアートについてのこととか。そのアートで言えば去る先輩の送別会の席上で思わずカイシャの女の子からアート系のこと聞かれてまたムラムラして、一気に心の中がアート系に浸り始めていてそれと我が“おいしい村”との遠そうで近い関係をまとめてみたいとか。
 ヒト関係で言えば、九州宮崎で集中豪雨に見舞われながら世を明かして飲んだ山田強さんという有機農家の方が僕と2人だけの色気のないカラオケで歌った「千の風になって」の詩の内容についても書きたかった。その翌週に行った兵庫丹波で台風にさらされて、こうもり傘をさしながら田んぼを前にして感じた日本の風景の話や、その翌日静岡と三島の途中で立ち往生してしまった新幹線に閉じ込められてヒマこいて書いた詩や……
 でももう書けないのかなぁ。書こうと思っても先々がつっかえてしまうし。
 今日はとあるNGOが発行しているミニコミの機関紙のようなものに観光という概念がでていて、これに若干触れたいなとも思ったが、そのあとアーティストの奈良美智の絵のことに思いを馳せて、それから神田の吉開さんほか千代田区の(コレは偶然だったが)観光協会(というのがある)の人とかと飲んで思わず観光という言葉が急接近したり、う〜んまとまらず。
 いずれにしても今後は過去のことを思い出し整理するよりその日のことを書きなぐったほうがいいと思ったのでした。ワケがあり日記的な感じは好きではないのだけれど……錯綜!
 要は頭の中にたまってること全部はきだしちゃいたいのに吐き出せないで消化不良を起こしているのでありました。結論としては、あきらめて先に進みます。