また台風が来ている

 7月はほとんどblogに来なかったなぁ。秋田九州丹波北海道と長丁場のシゴトも終わり、たったおととい梅雨も明けたと思ったらまた台風だ。頭の中にはいろんな人や風景がインプットされっぱなしで整理つかず。
 脳も溶け始め、これはオキナワモードかな。
 ぐぐっと集中して日に3冊も読めていた本も最近は冷房の効いた電車の涼しさのなかでとろんと焦点定まらず。シゴトの方の原稿はパシパシこなしているのにな。
 この間いろんな場所で空を見ていた。
 というのも、行く先々で写真を撮っていたので、どこにいても空の色が気になっていたのだ。初夏の涼やかさ、空色に雲、新緑に近い森の緑でコントラストも鮮やかだった秋田。梅雨の集中豪雨と共に巡った宮崎から熊本への道は荒れ狂う球磨川で濁流からアユを掬うタモを操るアブナイおじさん。地面と水平に吹く風に大粒の雨がこうもり傘を殴りつけていた丹後では台風。翌日新幹線に閉じ込められ、下車を余儀なくされた静岡の町は台風一過、南国の日差しと思われた。ピーカン青空の北海道では、雨がないと農家の皆さんが困っていた。そしてその日に突然の夕立と虹。東京では雨の日晴れの日曇りの日、真夜中の雷雨。梅雨明け。
 そして台風。
 6号うさぎは、今大分を抜けて周防難にいる。進む先は日本海。新緑を巡り歩いた秋田の生産者は心配している。一昨年の台風が田んぼに海水をぶちまけた塩害で深刻な打撃を受けたことがあるからだ。僕も心配だ。
写真を撮っていると、空の色にそんな心配ごとが混ざりこむ。
 何と激しい7月。